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KISSTORY : 1972 Part1

cover_Wicked_Lester1971年に製作に着手した Wicked Lester の1st アルバムのレコーディングが完成したのは1972年になってからだった。ジーンは、その出来に満足してはいなかった「ポールと俺はその出来に満足はしなかった。曲は良かったんだが、サウンドがまるで西海岸のヒッピー・サウンドのようだった。Three Dog Night か the Dooblie Brothers かって感じだったんだ。エレクトリック過ぎていて、俺たちが望んでいたブリティッシュ・サウンドのようではなかった。方向性が定まっていなかったのが問題だった。完成イメージができてなかったんだ。”SHE” にはフルートまで使われているし、”LOVE HER ALL I CAN” はダンス・ミュージックのようだった。」

完成したテープは Epic Record に送られたが、担当者には認めてもらえず、翌日には契約も打ち切られることとなってしまう。この時に完成したテープは、後に “The Original Wicked Lester Sessions” という名のブートレッグとしてリリースされている。また、数曲は2001年に KISS がリリースした BOX SET にも収録された。)

The Original Wicked Lester Sessions 収録曲
1. LOVE HER ALL I CAN (2:28) Stanley
2. SWEET OPHELLIA (2:56) Barry Mann/Gerry Goffin
3. KEEP ME WAITING (3:04) Stanley
4. SIMPLE TYPE (2:33) Simmons
5. SHE (2:54) Coronel/Simmons
6. TOO MANY MONDAYS (3:27) Barry Mann/Cynthia Weil
7. WHAT HAPPENS IN THE DARKNESS (2:59) Tamy Lester Smith
8. WHEN THE BELL RINGS (3:11) Austin Roberts/Christopher Welch
9. MOLLY (aka “SOME OTHER GUY”) (2:23) Stanley
10. WE WANT TO SHOUT IT OUT LOUD (2:04) The Hollies

“LOVE HER ALL I CAN”

“SIMPLE TYPE”

“WHAT HAPPENS IN THE DARKNESS”

“MOLLY”

“TOO MANY MONDAYS”

“WE WANT TO SHOUT IT OUT LOUD”

この時の挫折から、ジーンとポールは、ヴィジュアル面と音楽的に一歩先を行くバンドを結成することを誓い合った。その頃、キーボーディストでジーンの友人だった Brooke Ostrander はバンドに将来はないと考え、バンドから離れていった。
Wicked Lester の音楽スタイルは多用でフォークやポップの色合いが濃かった。ジーンとポールは、ロック色を強くすることに決め、Wicked Lester を解散し、新しいバンド結成の構想を始める。初めに取り組んだのはサウンド構想だった。ポールは語っている「僕がインスパイアされたのは Humble Pie だった。Steve Marriott のパフォーマンスを観て、あれを自分流にアレンジすることを考えた。新しいバンドでは、音楽的にギターを中心にしたかった。ヘビーなギターサウンドに強いメロディの歌とコーラスのハーモニーが欲しかった。The Beatles の感受性に Led Zeppelin や Stones や The Who のギター・サウンドを足したイメージだった。」

ジーンが言う「そこに SLADE の要素も足す感じにしたかった。SLADE は、ギター2人とベースとドラムという構成だった。彼らの曲 “MAMA WEER ALL CRAZEE NOW” を聴けば一目瞭然だ。そして俺たちはヴィジュアル面を強く意識した。The Who や Jimi Hendrix のライブのことを語る時、みんなは、“彼らのライブを聴いたか?” とは言わない。Pete Townsend がジャンプし、ギターを壊す姿を観て、“彼らのライブを観たか?”って言うんだ。そんな風さ。」

ポール「極めてシンプルだよ。今まで自分たちが観たことないことをしたかったってだけさ。」

※Humble Pie “I DON’T NEED NO DOCTOR”

※SLADE “MAMA WEER ALL CRAZEE NOW”

ちなみにこのビデオでボーカリストの Noddy Holder が被っている丸いミラーが付いた帽子が、ポールのクラッシュド・ミラー・ギターのアイデアのオリジナルだとポールが語っている。

※The Hollies “I WANNA SHOUT”

“The Original Wicked Lester Sessions” の10曲目に収録されている “WE WANT TO SHOUT IT OUT LOUD” のオリジナル曲。Wicked Lesterはカヴァーを収録している。

※Barry Mann “TOO MANY MONDAYS”

※GRIFFIN “WHAT HAPPENS IN THE DARKNESS”

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