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Peter Criss

220px-Peter_criss_solo_album_coverタイトル : PETER CRISS/ピーター・クリス
発売日 : 1978年9月18日(米)
レーベル : Casablanca(米)
プロデューサー : Vini Poncia
録音場所 : Sunset Sound Studios(Los Angeles)、
Electric Lady Studios (New York)
録音年月 : 1978年春
エンジニア : Vini Poncia

参加ミュージシャン
Allan Schwartzberg – drums
Bill Bodine – bass guitar
Neil Jason – bass guitar
Art Munson – guitar
Stan Penridge – guitar, backing vocals
Elliot Randall – guitar
John Tropea – guitar
Brendan Harkin – guitar
Steve Lukather – guitar solo
Bill Cuomo – keyboards
Richard Gerstein – keyboards
Davey Faragher, Tommy Faragher, Danny Faragher, Jimmy Faragher, Maxine Dixon- backing vocals
Maxine Willard, Julia Tillman, Vini Poncia, Annie Sutton, Gordon Grody – backing vocals
Horns arranged by Tom Saviano
Michael Carnahan – saxophone solo, baritone sax

1. I’M GONNA LOVE YOU Criss/Penridge
2. YOU MATTER TO ME Vastano/Morgan/Poncia
3. TOSSIN’ AND TURNIN’ Adams/Rene
4. DON’T YOU LET ME DOWN Criss/Penridge
5. THAT’S THE KIND OF SUGAR PAPA LIKES Criss/Penridge
6. EASY THING Criss/Penridge
7. ROCK ME, BABY Delaney
8. KISS THE GIRL GOOODBYE Criss/Penridge
9. HOOKED ON ROCK AND ROLL Penridge/Criss/Poncia
10. I CAN’T STOP THE RAIN Delaney

BILLBOARD誌:最高位43位

シングル・カット:
“DON’T YOU LET ME DOWN” / ”HOOKED ON ROCK ‘N ROLL” が1978年9月にリリース
“YOU MATTER TO ME” / ”HOOKED ON ROCK ‘N ROLL” が1979年初頭にリリース
(当初のリリースではタイトルが “YOU STILL MATTER TO ME” とミスプリントされた)

NOTES:
レコードには他の3人と同様にジグソー・ポスターがおまけで付いていた。これは4人のポスターを合わせると大きな KISS のポスターになるというもの。

発売当初、多くのファンが戸惑った。「これが “The hottest band in the world” といわれるバンドのメンバーのソロ・アルバムなのか?」そう、ピーターのソロ・アルバムはもっとも KISS の音からは離れた曲が並んでいた。だが、それが、もっともピーターらしいアルバムだったのだ。このアルバムに並んだ曲たちは、KISS 加入前のピーターの嗜好が良く現れている。それは、Jazzベースの音であったり、ビートルズの影響を色濃く反映した曲であったり、R&Bをベースとしていたり、いわゆるAOR路線と言われるサウンドだったりしていたのだ。

当時のピーターは肉体的にも精神的にも不安定な状態であったと言える。後のインタビューでピーター自身が話している。「1978年にオレたちは “KISS Meets The Phantom of the park” という映画の撮影をしたんだ。撮影現場では多くの人間がオレたちの周りで働いていた。でも、オレはその中で、KISS としてのキャリアが成功した(映画を撮影するまでになった)という喜びと同時に強い違和感を感じていたんだ。この周りにいる連中は何なんだ?!オレたちは音楽をやるバンドなんだ、なんでこんな連中の中にいるんだ。もっと音楽のことを考えて行動しなきゃいけないんじゃないか」あまりにもBIGな存在になってしまった KISS には音楽以外にもいろいろな仕事依頼が来ていた。ピーターには、それらに対する焦りや不安が蓄積し始めていた。また、1978年にピーターは交通事故に会っている。当時のロードマネージャーが運転するポルシェ928の助手席に乗っていたピーターは衝撃で車外に飛び出してしまうほどの事故に会い、顔面などに怪我をし手術を受けている。この怪我による肉体的なダメージから精神的にも支障をきたしていたと思われる。

このアルバムのプロデューサー決定にもいくつかの暗礁があった。ピーターは当初 Sean Delaney によるプロデュースを希望しており、Sean も乗り気であったのだが、当時 Rod Stewart のプロデユースもしていた Tom Dowd にプロデュースを依頼できそうだという話があり、ピーターはその方向で調整を始めた。しかし、この調整が失敗し、ピーターは再び Sean と組もうとする。だが、Sean は、ジーンのソロ・アルバム作成チームに参加することが既に決まっていて、ピーターのために時間を割くことができない状態となっていた。そこで、マネージャーの Bill Aucoin は、Ringo Starr のプロデュース経験もある Vini Poncia との契約に乗り出すこととした。結果として、Vini Poncia のプロデュースにピーターは満足し、後に KISS からリリースされる ”DYNASTY” のプロデューサーにもピーターが推薦し、採用されている。

Sean はプロデューサーとしての参加はできなかったが、ジーンに事情を説明したところ、「4人全員のアルバムがベストな状態であるべきだ」というジーンの言葉もあり、ピーターのソロアルバムに大きな協力をしている。”I CAN’T STOP THE RAIN”、”EASY THINGS”、”ROCK ME, BABY” の作曲/アレンジにも参加しており、”KISS THE GIRL GOODBYE” では個別にプロデュースもしている。ここにあげた曲をデモ作成するにあたり、事前にミュージシャンを集めて録音をしてピーターに送っているが、それがほぼそのままレコードに使用されたという話もある。

Sean はピーターのために ”SPOTLIGHT(AND LONELY NIGHTS)” という曲も作曲していた。ピーターはこの曲を気に入っていたが、レコード会社の意向などもあり採用はされなかった。この曲は1979年にリリースされた Sean 自身のレコード ”Highway” に収録されリリースされている。

“YOU MATTER TO ME” のオリジナルは Vini Poncia 作。この曲のクレジットに含まれる John Vastano は、Vini の所有するレーベル Vini’s Map City に所属している。この曲は同年に Casabranca からリリースされた Joey Travolta(俳優のジョン・トラボルタの兄)もレコーディングし、リリースされている。

”TOSSIN’ AND TURNIN'” は、Bobby Lewis のカバー曲。この曲はピーターが KISS 加入前にもバンドで演奏していた曲で、ピーターは敬意を込めて、あえてアレンジをせずにオリジナルに近い状態でレコーディングしている。ただし、歌詞の一部に「階下の時計が4時を告げている」の部分を「階下の時計が3時を告げている」に変えている。3はピーターのラッキーナンバーなので、変えたそうである。

以下は KISS 加入前に在籍していたバンド LIPS 時代に作られた曲(Penridgeとの共作)である。オリジナルでは Penridge が歌っているためイメージが異なっている。
“THAT’S THE KIND OF SUGAR PAPA LIKES”
“HOOKED ON ROCK ‘N ROLL”
“I’M GONNA LOVE YOU”
“DON’T YOU LET ME DOWN”




 

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